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はすね駅西口内科

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板橋区蓮根2-31-3-2階
Tel:03-5918-7517

都営三田線・蓮根駅前すぐの内科・循環器内科クリニックです。

熱中症について

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症状と分類

T度

症状

  • めまい・失神
    「立ちくらみ」のこと。「熱失神」と呼ぶこともあります。
  • 筋肉痛・筋肉の硬直
    筋肉の「こむら返り」のこと。「熱痙攣」と呼ぶこともあります。
  • 大量の発汗

対処法

  • 日陰やエアコンの利いた室内など涼しい場所へ移動して、衣服をゆるめて安静にして水分を補給をしましょう。

U度

症状

  • 頭痛・気分の不快・吐き気・嘔吐・倦怠感・虚脱感
    「体がぐったりする」「力が入らない」など。従来「熱疲労」と言われていた状態です。

対処法

  • 日陰やエアコンの利いた室内など涼しい場所へ移動して、安静にしてエアコンや扇風機などで体をひやしましょう。
  • スポーツドリンクなどで水分と塩分を補給をしましょう。
  • 症状が改善しないようなら医療機関を受診しましょう。

V度

症状

  • 意識障害・痙攣・手足の運動障害
    「呼びかけや刺激への反応がおかしい」「ガクガクと引きつけがある」「真直ぐに歩けない」など。
  • 高体温
    体に触ると「熱い」という感触があります。従来「熱射病」と言われていたものが相当します。

対処法

  • 周りにいる方はすぐに救急車を要請しましょう。
  • 周りにいる方に日陰やエアコンの利いた室内など涼しい場所へ移してもらい、体に冷水をかけたりエアコンや扇風機、ぬれタオルを首や脇や股にあてたりして体をひやして安静にしましょう。
  • 意識がおかしいときに無理に水分を摂取させると嘔吐して気管に入る可能性があり、かえって危険です。
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予防

お仕事をされている方

  • 休憩時間を確保し、身体作業強度の高い作業を避けること。
  • 高熱の環境に適応する期間を設けること。
  • 水分・塩分の作業前後及び作業中の定期的な摂取。
  • 透湿性及び通気性の良い服装等の着用。
  • 労働者に熱中症に対する注意を喚起する。

ご高齢の方

熱中症の約半数は65歳以上の方に起こっています。ご高齢の方は

  • のどの渇きを感じていなくてもこまめに水分補給をしましょう。
  • すだれや薄いカーテンで部屋の日差しをさえぎったり、風通しのよい部屋にいるようにしましょう。
  • 気温が高い日は、暑さを感じていなくても扇風機やエアコンを使用しましょう。
  • 涼しい格好で外出しましょう。

お子さん

子どもを十分に観察しましょう。
子供は発汗などの体温調節機能が十分発達していませんので、熱中症になりやすく、大人より注意が必要です。また、遊びに夢中で暑いことを忘れてしまい熱中症になる場合もあります。
顔が赤く、大量に汗をかいている場合は、涼しい場所で十分に休ませましょう。
外出時は照り返しに注意しましょう。
子供は身長が低いため地面からの照り返しの影響を強く受けます。このため、大人よりさらに高温の環境下にいる事になります。
適切な服装を選びましょう。
帽子をかぶせて、適切な衣服を選んで着せましょう。暑さに応じて脱ぎ着するよう教えましょう。
水をこまめに飲ませましょう。
暑い日に外出させる場合には水筒やペットボトルを持ち歩くようにしましょう。
日頃から暑さに慣れさせましょう。
本格的に暑くなる前から外で適度に遊ばせて暑さに慣れさせましょう。
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